2023年第1四半期決算
パリ、2023年5月12日
好決算と強固なファンダメンタルズ
好決算のけん引役は、ブルソラマ、ALD、国際リテールバンキング事業の力強い成長とグローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門の卓越した貢献。ただし、フランス国内リテールバンキング部門では純金利差益の減少の一時的な影響が継続
国際財務報告基準(IFRS)第17号に基づくグループ全体の収益は2022年第1四半期比3.8%*減、事業収益は2022年第1四半期比0.3%*増
基礎経費率は60.5%(単一破綻処理基金への拠出を除く)
2023年第1四半期のリスク費用は13ベーシスポイントに低下。限定的なデフォルトと正常債権に対する引当金が2023年3月末時点で38億ユーロと安定的に維持されたことが貢献。2023年通期のリスク費用は30ベーシスポイントを下回る見通し
グループ基礎当期純利益は15億ユーロ(1)(報告ベースでは2022年第1四半期比5.7%増の8億6,800万ユーロ)
基礎収益性(ROTE)は10.7%(1)
健全なバランスシートと流動性プロファイル
2023年3月末時点の普通株式等Tier 1比率は13.5%(2)と規制要件を約410ベーシスポイント上回り、ECBは2022年の約4億4,000万ユーロの自社株買い計画を承認
2023年第1四半期末時点の流動性カバレッジ比率(LCR)は171%に大幅上昇。当四半期中に預金残高が0.7%増加し、流動性準備金を2,960億ユーロに積み増したことが要因
2023年の長期資金調達計画は70%超を達成
引き続き戦略的事業計画を着実に実行
フランス国内のリテールバンキングネットワーク統合:計画通り3月に第一次ITマイグレーションを完了。2023年5月13日と14日に第二次ITマイグレーションを実施予定
ブルソラマの成長:新規顧客の獲得が力強い伸びを持続する中、2023年第1四半期に損益分岐点に到達
ALDによるリーススプラン買収:ALDは子会社6社売却で合意。ALDは臨時株主総会を2023年5月22日に開催予定
バーンスタインの設立:アライアンス・バーンスタインと世界トップクラスの株式調査事業と現物株式事業の合弁会社設立の契約を締結
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています。
「不透明で複雑な経済と金融環境が続くなか、ソシエテ・ジェネラルは第1四半期も堅調な業績を上げました。当四半期の好決算は、当グループの事業基盤の質を裏付けるとともに、コストとリスクの強固な管理に基づくものです。バランスシートの健全性は、資本、流動性、ローンポートフォリオの質など、あらゆる面で確認されます。また、フランスにおける新しいリテールバンクであるSGの設立、ブルソラマの継続的な成長、持続可能なモビリティのグローバルリーダー創出を目指すALDによるリースプラン買収が予定通り完了するなど、主要な戦略的事業計画の達成に続き、当グループのビジネスモデルを刷新する上で極めて重要な複数のマイルストーンを完全に達成しました。これらの前例のない強力な価値創造プロジェクトは、当グループの持続可能な収益目標の達成を促すものです。新経営陣への交代を前に、全従業員が当グループの成長のために多大な支援と貢献をされましたことに心から感謝しています。」
プレスリリース全文(日本語全訳版)をダウンロード
英文リリースはこちら
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(1) 基礎データ(会計データから基礎データへの移行については、財務情報の基準となる事項の第5項を参照)
(2) IFRS第9号の段階的導入による影響を含む。全面適用の比率は13.4%
本文書において注記号*は、連結範囲の変更および為替レートの変動による影響を除いた数値を示す。
注:本文書に記載されている2022年度の数値は、保険事業に関するIFRS第17号および第9号に準拠して修正再表示されている。
2024年第3四半期決算
パリ、2024年10月31日
2024年第2四半期決算および上半期決算
パリ、2024年8月1日
インフレ復活は日本経済をどう変えようとしているのか
日本はこの2年余りの間に、30年間も続いたデフレから完全に脱却したかにみえる。2022年をゼロ%近辺でスタートした消費者物価は上昇ペースを上げ、昨年初めには4%超のピークを付けた後、現在3%弱の水準にある。
2024年第1四半期決算
パリ、2024年5月3日